こんにちは!院長の渡邊です!
目黒区でも新型コロナワクチンに対する予防接種が始まり、各会場とも大勢の方が接種に来られているようです。
一時的ではありますが密になりやすい環境ですので、マスク・ゴーグル・手袋など、万全の防備体制で会場にお越しください。
私も八雲体育館に週に1-2回は出務しますので、お近くの方には問診や接種などさせて頂くかもしれませんね。
前回に「過活動膀胱」のお話をさせて頂きました。
今回は、行動療法や内服治療が奏功しない場合に選択するボツリヌス療法(ボトックス)についてです。
美容の部門でご存じの方も少なくはないと思います。
ボツリヌス療法とは、膀胱の筋肉を緩める薬を膀胱内に直接注射する治療法です。
薬の内容は、ボツリヌス菌がつくる天然のタンパク質であるボツリヌストキシンであり、ボツリヌス菌を注入するわけではありません。
国内で保険適用されてから約1年ほどですが、世界では90か国以上で認可されている安全な治療方法です。
施術はまずは局所麻酔から開始します。次に膀胱鏡を用いて、膀胱の筋肉20ヶ所に薬液を注入します。
注入の操作は約5分程です。
施術後には30分の安静期間を設け、自尿を確認出来たら終了です。
効果は4~8ヶ月持続し、発現するまでは個人差がありますが、早ければ当日に実感できる例もございます。
ボツリヌス療法は、突然に起こる尿意が減る、尿漏れが改善する、日中の排尿回数が減る、夜間の排尿回数が減り快眠ができる、これらの効果を狙える治療です。
施術については注意点もいくつかございますので、気になる方がいらっしゃいましたら当院までお問い合わせください。