こんにちは!院長の渡邊です!
今月4日に開幕した北京オリンピックもいよいよ大詰めですね‼
日本人選手は金メダリストの小林陵侑選手や平野歩夢選手を筆頭に、現時点でメダル11個、入賞者も多数と大健闘しております。
個人的には女子カーリングチームに注目しておりますが、全ての代表選手達のさらなる活躍を願っております。全選手に「あっぱれ」です👏
本日はよく聞かれる質問、「1日にどれくらいの水分をとるべきか」についてお話いたします。
私たちの体の50~60%は水分で占められており、主な働きは体温調節や物質の運搬であり、生命活動を維持するためには不可欠なものです。
主に脳・腸・腎臓・筋肉・肝臓などの臓器・組織中の水分含有量は80%と比較的多いものの、脂肪組織の水分含有率は約33%と低いです。
女性は男性に比べると脂肪量が多いため相対的に水分含有率は約55%と少なく、さらに高齢者は加齢とともに実質細胞数が減るため成人よりも水分含有量が減り約50%と低くなるため、しっかり水分を摂る必要があります。
水分の摂取方法は、口から飲む飲料水、食べ物の中に含まれる水、体内で栄養素がエネルギーになるときに生成される「代謝水」があります。
それでは、水は一日どれくらい飲めばよいのでしょうか。
欧米の研究の成果によると水の必要摂取量の目安は活動量が低い集団でも、水分補給として1日1.5リットルの水を飲むべきであるとされています。
日本人の場合は和食の献立に代表されるように水分含量が高い食事内容でもあり、味噌汁や漬物など塩分も多く摂りがちであり水分を補給する傾向にあるように考えられます。
現在のところ水の摂取量および水の摂取源について、日本人を対象とした信頼度の高い研究は極めて乏しく参考となる報告がありません。
ここからは個人的な見解をお話します。
飲料水の必要摂取量は、性別・年齢・身体活動量・気候・などによって異なりますが… 少なくとも500~1000mlは取るべきと考えます😎
水分の摂り過ぎによって頻尿で悩まれることもよくありますので、脱水にならない水分量を摂取するべきであると考えます。
特に汗をかく夏季や乾燥が著明な冬季には、脱水に伴う脳梗塞や心筋梗塞などの怖い疾患が増えますし、泌尿器科では膀胱炎のような尿路感染症や尿路結石が増えることも明らかです。
ぜひご参考になさってください。
この記事を1週間かけて書いておりましたが、この間に北京オリンピックが閉幕しておりました🙈
個人的に熱烈応援していた女子カーリングは大健闘で銀メダルを獲得し、髙木美保選手は最終種目で待望の金メダル、感動しました😂
改めて全選手にあっぱれです!!