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2022.07.25

V-shaped recovery ⤴

こんにちは!院長の渡邊です!

約5か月のブランクを経て、久々にペンを走らせます。

本来であれば3月下旬に投稿を考えておりましたが、我らが阪神タイガースが開幕試合で大逆転負けを喫し、泥沼の9連敗・最大16の借金生活、私も意気消沈しておりました。

しかし、前半戦を終えたところで、なんと借金を完済した上に2位で折り返しました‼見事なV字修正です🙌

これはもう熱い気持ちのままにブログを書くしかありませんね♪

 

本日は、最近メディアでもよく取り上げられる男性更年期障害についてお話いたします。

男性更年期障害とは、医学用語では加齢男性性腺機能低下症(LOH症候群)といいます。

症状としては、全身の疲労感や倦怠感、筋力低下による内臓脂肪の増加、集中力の低下、ほてりや冷え、イライラや抑うつ、睡眠障害、性欲低下や勃起障害(ED)、射精感の消失や頻尿など、多岐にわたります。

原因は男性ホルモンの低下であり、男性ホルモン値は20~30歳代をピークに徐々に低下し、50~60歳代で症状を来しやすい特徴がありますが、強いストレス下にある方は若年層でも低下が目立つ傾向にあります。

検査方法は血液検査での遊離型テストステロン測定です。男性ホルモンの低下によって生活習慣病リスクも上昇するため、肝機能や血糖値、コレステロールや中性脂肪も同時に調べ、さらに男性ホルモンを補充する際に注意が必要な前立腺がんの腫瘍マーカーである血清PSA値も測定します。遊離型テストステロンが各年代ごとに設定されている一定の数値未満で、かつ、強い症状が表れている際には「性腺機能低下症」と診断され、治療を開始いたします。

治療方法は、生活療法や男性ホルモン補充療法がメインですが、漢方薬も効果的な場合があります。まずは適度な運動で筋力増強を図り、睡眠時間を十分にとるように心がけるべきでしょう。ビタミン類や亜鉛なども間接的に男性ホルモンの向上につながると推奨されます。

男性ホルモン補充療法は一般的には筋肉注射で行い、3~4週間毎に補充します。定期的に治療効果を血液検査や症状の変化で確認しつつ、治療を継続するか判断します。

 

更年期障害は女性だけではなく、男性にも発症します。男性更年期障害はうつ病などの精神疾患と混同されることも多く、日々の不調にお悩みの方は是非いちど泌尿器科で調べてみてはいかがでしょうか。なお、ホルモンには日内変動があるため時間によって数値が変わりますので、できれば午前中に測定することをおススメいたします。

俗に真面目で責任感が強い方が男性更年期障害になりやすいとも言われており、それとは真逆なタイプの院長が診察しますがどうぞ気軽にご相談ください💡

 

今年もコロナが蔓延する中で夏季休暇を迎える方も多いと思います。それぞれが感染を予防するべく意識を高く保つことで、結果は好転するものと信じております。引き続きみなさんで協力して、この重大な局面を乗り越えてやりましょうぞ‼

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