こんにちは!院長の渡邊です!
半年ぶりにブログを更新します!
暑すぎる日々が続いていますが、皆さま体調はいかがでしょうか。
本日は夏バテとも縁が深いEDについてお話ししたいと思います。
ED(Erectile Dysfunction)は勃起不全を意味し、「 満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られないか、 または維持できない状態が持続または再発すること。」 と定義されます。
従って、 硬さや持続性などが気になる時があればEDに該当します。
勃起のきっかけは主に2つあり、 視覚などから脳に刺激が伝わることと、 陰茎自体の摩擦による刺激により、 血流が陰茎に流れ込み硬く太くなります。
起床時にも勃起しますが、 こちらは副交感神経が働くリラックス状態であること、 男性ホルモンのテストステロンが多く分泌される生理現象による現 象です。
即ち、 この性的な興奮を伝える神経やペニスに流れ込む血管の異常が生じ ると、EDとなるのです。
分類としては、①器質性ED ②心因性ED ③混合型ED(器質性&心因性) ④薬剤性EDに分かれます。
器質性EDは神経および血流異常によるもの、 心因性EDは緊張や不安から興奮のシグナルが上手く伝わらないこ と、薬剤も種類によっては同様のシグナル異常が生じます。
現在はED治療薬(シルデナフィル/タダラフィル/ バルデナフィル)により、簡便に治療を開始できます。
内服薬はそれぞれ効能が異なり、 合う合わないは個人差がありますので、 不明点があれば当院でもご相談および処方を行います。
ED治療薬で改善する確率は70-80%というデータがあり、 そもそも血圧が高かったり低かったり、脳梗塞・脳出血、 心血管障害、網膜色素変性、 重度の肝障害や腎障害をお持ちの方は服用を避けるべきとされてい ます。さらに、硝酸剤・抗不整脈薬・抗真菌薬(内服薬)・ 抗HIV薬との併用も禁忌です。
ED治療薬を使用できない方や、使用しても効果が不十分な方や、 内服自体を避けたい方は、 血流の改善を促すトレーニングが必要な場合もあります。
当院では2020年に新しく発売された「Vigor(フランス語:活力)」 という日本性機能学会が監修したED治療ガイドラインに記載され ている、陰圧式勃起補助具を取り扱っております。
仕組みとしては陰圧刺激により血流を促し、 血流速度や血管の太さ、 陰茎の血管密度を改善させるという実に理に適ったものです。
陰茎部の血管はとても細く、 動脈硬化性変化が最初に生じる箇所ですので、 全身の血管病の予防にも繋がります。
当院にデモ機がございます!
気になる場合は実際にお手にとって頂くとイメージしやすいかと思 います。
活力を取り戻し、 これから本格的に暑くなるこの季節を乗り切りましょう!